いつも日本アルコール産業株式会社ならびに弊社製品をご愛顧いただき、ありがとうございます。
このたび、6月26日をもって役員が新体制になりましたので、ご挨拶を申し上げます。
わたくし、社長に就任いたしました嶋津でございます。
微力ではありますが、新体制の力を結集して経営に取り組む所存でございますので、引き続き皆様方のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
弊社が製造する発酵アルコールは、植物を原料としております。
主にブラジルなどの海外においてサトウキビのケーンジュースを発酵して造られた粗留アルコールは、日本に海上輸送されたのち、蒸留装置によって精製し、高純度のアルコールに生まれ変わります。
アルコール（エチルアルコール）には、このように植物を原料とした発酵アルコールのほかに、エチレンを原料とした合成アルコールがあります。発酵アルコールが食品関係に多く用いられているのに対し、合成アルコールは化粧品、洗剤などの原料に用いられています。
昨年6月、この合成アルコールを製造する日本合成アルコール(株)を子会社化し、発酵・合成を問わず、アルコールの安定供給の重責を担っていくこととなりました。
今後は、合成アルコール製造の一層の効率化や、設置後相当の年数を経過している合成系設備の補修・更新に取り組むとともに、発酵アルコールを製造している弊社の３工場におきましても、長期的な視点に立った製造設備の計画的更新に取り組み、発酵・合成ともに工場の安全な操業を第一に努めてまいります。
お客様に安全で安心なアルコールを安定供給して行くことがわたくしどもの使命であることを改めて認識し、更なるアルコールの供給体制強化に努めてまいります。
さらに、弊社では、アルコール事業とともに、関連事業として、“手指消毒剤キビキビ”などのアルコール製品や、アルコール発酵の副産物を原料とした有機入り液体肥料など発酵製品の製造・販売を行っております。これらを通じ、皆様の安全な暮らしや、持続可能な社会への実現へ向けても、貢献してまいります。
皆様方には倍旧のご支援・ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
2015年7月2日
日本アルコール産業株式会社
代表取締役社長 嶋津 泰基
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