FAQ(エコロジアール)

[Q1]
エタノールによって病原菌を消毒するのですか?
[A1]
エコロジアールによる土壌消毒技術は、エタノールの直接的な殺菌作用を利用しているわけではありません。本技術による病原菌低減効果は、土壌を還元状態にする結果として生じる間接的なものです。
[Q2]
フスマ、米ぬかや糖蜜を使用した還元消毒との違いは何ですか?
[A2]
土壌還元消毒のメカニズムは同じですが、エコロジアールは液体なので、フスマや糖蜜よりもムラなく、土壌深くまで処理できます。
[Q3]
イチゴやトマトなどの高設栽培の消毒でも利用できますか?
[A3]
イチゴの高設栽培で使用している事例があります。ただし、漏水等により湛水状態を維持できない設備の場合は、還元状態にはならないため、効果が期待できません。
[Q4]
有機栽培で使用することはできますか?
[A4]
エコロジアールは有機JAS別表1適合資材ではありません。
[Q5]
土壌表面を被覆する際の注意点は何ですか?
[A5]
被覆資材には、破損のない透明な農業用ポリエチレンフィルムまたはガスバリア性フィルムを使用すると効果的です。複数のフィルムを使用する場合は、フィルムを重ね合わせて水枕(ポリダクトを水で満たしたもの)で押さえるなどの方法で、つなぎ目の密封を確保してください。また、フィルム周辺を水枕で押さえると、より気密性が上がり、還元消毒効果の安定化が期待できます。
[Q6]
潅水設備がない場合はどうすればいいですか?
[A6]
エコロジアールによる土壌還元消毒では、圃場全体に希釈液を散布する設備が必要となるため、潅水チューブの敷設もしくは頭上潅水等の潅水設備をご用意ください。
[Q7]
実施時期などに注意すべきことはありますか?
[A7]
十分な消毒効果を得るには、深さ20cm以下の地温で30℃以上必要です。地域や天候によりますが、関東地方では概ね5月~9月が適しています。
地温が高いほど土壌還元消毒効果は高まるため、処理開始日から3日間は晴天、高温を保てる時期に実施することが望ましく、7月~8月の真夏に行うことが最適です。
[Q8]
還元消毒にはどの程度の被覆期間が必要ですか?
[A8]
気温や天候等にもよりますが、被覆期間の目安は14~21日間です。還元化が進むと特有の臭気がしてきます。

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